「答えは、変わっていく」
- YUKI

- 3일 전
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私には、答えを求め続けた時期がある。6〜7年ほど、続いた。
はじまりは、20代前半。体に、思いがけない不調が現れた。
すぐ良くなるだろう。
そう思っていた。ところが、そうはならない。
それどころか、少しずつ広がっていく。
それまで、そんな不調とは無縁だった。よりによって、一番いろんなことに敏感な年頃。しかも、かくしようのない場所に、それは現れた。
病院へ行った。
専門的なところにも行った。返ってくる答えは、どこでも同じだった。
少し良くなっては、また戻る。
少し良くなっては、また戻る。その繰り返し。
あの6〜7年、私はとにかく迷っていた。いい薬、いい方法、いい先生。藁にもすがるとは、このことだった。
疑って、投げ出して、また試して、自分を責めて。「どうして」が、口ぐせになっていた。
今なら、わかる。
あの頃の私は、ずっと答え合わせをしていた。
外にある正解を、探して、探して、探しまわって。
肝心の自分は、ちっとも見ていなかった。
―― 灯台下暗し、とはよく言ったものだ。
でも、答えは変わる。正解も、時間とともに変わっていく。
本当に向き合うべきだったのは、外ではなく、「自分」という内側だった。
長く迷ったすえに、少しずつ気づいていく。
これは「答え探し」ではなかった。
「自分探し」の、始まりだったのだと。
そうして内側を見つめていくと、話は思いがけないところへ転がっていった。
自分の血筋。体質。先祖が生きてきた道。受け継がれてきた、暮らしの知恵。
内を見ているはずが、なぜか、ずっと遠くまでつながっていく。
私の中の核のようなものが、少しずつ、入れ替わっていった。
すると不思議なもので、同じ景色が、違って見えはじめる。
不調は、つらい。
それは今でも変わらない。
でも私にとっては ――知らなかった扉を開ける、きっかけにもなった。
その入り口から、いろいろなものへと、つながっていく。
(―― その先は、また綴っていく)





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