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「答えは、変わっていく」

7月21日(7月24日 更新) / TANEのこと

手のひらの土と、小さな芽

私には、答えを求め続けた時期がある。6〜7年ほど、続いた。

はじまりは、20代前半。体に、思いがけない不調が現れた。

すぐ良くなるだろう。

そう思っていた。ところが、そうはならない。

それどころか、少しずつ広がっていく。

それまで、そんな不調とは無縁だった。よりによって、一番いろんなことに敏感な年頃。しかも、かくしようのない場所に、それは現れた。

病院へ行った。

専門的なところにも行った。返ってくる答えは、どこでも同じだった。

少し良くなっては、また戻る。

少し良くなっては、また戻る。その繰り返し。

あの6〜7年、私はとにかく迷っていた。いい薬、いい方法、いい先生。藁にもすがるとは、このことだった。

疑って、投げ出して、また試して、自分を責めて。「どうして」が、口ぐせになっていた。

今なら、わかる。

あの頃の私は、ずっと答え合わせをしていた。

外にある正解を、探して、探して、探しまわって。

肝心の自分は、ちっとも見ていなかった。

―― 灯台下暗し、とはよく言ったものだ。

でも、答えは変わる。正解も、時間とともに変わっていく。

本当に向き合うべきだったのは、外ではなく、「自分」という内側だった。

長く迷ったすえに、少しずつ気づいていく。

これは「答え探し」ではなかった。

「自分探し」の、始まりだったのだと。

そうして内側を見つめていくと、話は思いがけないところへ転がっていった。

自分の血筋。体質。先祖が生きてきた道。受け継がれてきた、暮らしの知恵。

内を見ているはずが、なぜか、ずっと遠くまでつながっていく。

私の中の核のようなものが、少しずつ、入れ替わっていった。

すると不思議なもので、同じ景色が、違って見えはじめる。

不調は、つらい。

それは今でも変わらない。

でも私にとっては ――知らなかった扉を開ける、きっかけにもなった。

その入り口から、いろいろなものへと、つながっていく。

(―― その先は、また綴っていく)

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