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TANE KOYOMI ── 202610月 神無月かんなづき

寒露 10月8日 霜降 10月23日 | 秋の土用 20日〜31日 | 新月 11日・満月 26日

神無月=神の月(「無」は「の」の意味)。神々が出雲に集まり、各地の神が留守になる月、という説も旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

はざ掛けの稲束と赤とんぼの絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1木旧8/21
秋分
仏滅戊申20.0
一粒万倍日天赦日
2金旧8/22
秋分
大安己酉21.0
3土旧8/23
秋分
赤口庚戌22.0
下弦
水始涸みずはじめてかる
4日旧8/24
秋分
先勝辛亥23.0
5月旧8/25
秋分
友引壬子24.0
6火旧8/26
秋分
先負癸丑25.0
不成就日
7水旧8/27
秋分
仏滅甲寅26.0
寅の日
8木旧8/28
寒露
大安乙卯27.0
寒露
鴻雁来こうがんきたる
朝露の絵
9金旧8/29
寒露
赤口丙辰28.0
10土旧8/30
寒露
先勝丁巳29.0
巳の日
11日旧9/1
寒露
先負戊午0.5
新月一粒万倍日不成就日
12月旧9/2
寒露
仏滅己未1.5
スポーツの日コロンブスデー
13火旧9/3
寒露
大安庚申2.5
菊花開きくのはなひらく
14水旧9/4
寒露
赤口辛酉3.5
一粒万倍日
15木旧9/5
寒露
先勝壬戌4.5
16金旧9/6
寒露
友引癸亥5.5
17土旧9/7
寒露
先負甲子6.5
18日旧9/8
寒露
仏滅乙丑7.5
蟋蟀在戸きりぎりすとにあり
19月旧9/9
寒露
大安丙寅8.5
上弦不成就日寅の日
20火旧9/10
寒露
赤口丁卯9.5
土用入り
小川にかかる橋の絵
21水旧9/11
寒露・土用
先勝戊辰10.5
22木旧9/12
寒露・土用
友引己巳11.5
巳の日
23金旧9/13
霜降・土用
先負庚午12.5
霜降一粒万倍日
霜始降しもはじめてふる
霜の葉の絵
24土旧9/14
霜降・土用
仏滅辛未13.5
間日
25日旧9/15
霜降・土用
大安壬申14.5
26月旧9/16
霜降・土用
赤口癸酉15.5
間日満月一粒万倍日
月の絵
27火旧9/17
霜降・土用
先勝甲戌16.5
不成就日
28水旧9/18
霜降・土用
友引乙亥17.5
間日
霎時施こさめときどきふる
29木旧9/19
霜降・土用
先負丙子18.5
30金旧9/20
霜降・土用
仏滅丁丑19.5
31土旧9/21
霜降・土用
大安戊寅20.5
ハロウィン寅の日

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「3日 水始涸(みずはじめてかる)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:3日 水始涸(みずはじめてかる)/8日 鴻雁来(こうがんきたる)/13日 菊花開(きくのはなひらく)/18日 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)/23日 霜始降(しもはじめてふる)/28日 霎時施(こさめときどきふる)区切り=科学A/言葉=伝統D
神無月(かんなづき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「神無月」は 神の月(「無」は「の」の意味)。神々が出雲に集まり、各地の神が留守になる月、という説も ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:下弦 3日・新月 11日・上弦 19日・満月 26日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 午・申・酉 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた。一粒万倍日と重なる日もある(11日)旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月:1日※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2026年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2026年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある