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TANE KOYOMI ── 20271月 睦月むつき

小寒 1月5日 大寒 1月20日 | 冬の土用 17日〜31日 | 新月 8日・満月 22日

睦月=正月に親類が集まる、睦び(むつび=親しくする)の月旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

鏡餅の絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1金旧11/24
冬至
仏滅庚辰23.1
元日New Year's Day
雪下出麦ゆきわたりてむぎいづる
2土旧11/25
冬至
大安辛巳24.1
巳の日
3日旧11/26
冬至
赤口壬午25.1
4月旧11/27
冬至
先勝癸未26.1
5火旧11/28
小寒
友引甲申27.1
小寒
芹乃栄せりすなわちさかう
6水旧11/29
小寒
先負乙酉28.1
不成就日
7木旧11/30
小寒
仏滅丙戌29.1
8金旧12/1
小寒
赤口丁亥0.3
新月
9土旧12/2
小寒
先勝戊子1.3
一粒万倍日
10日旧12/3
小寒
友引己丑2.3
水泉動しみずあたたかをふくむ
11月旧12/4
小寒
先負庚寅3.3
成人の日寅の日
12火旧12/5
小寒
仏滅辛卯4.3
一粒万倍日
13水旧12/6
小寒
大安壬辰5.3
不成就日
14木旧12/7
小寒
赤口癸巳6.3
巳の日
15金旧12/8
小寒
先勝甲午7.3
雉始雊きじはじめてなく
16土旧12/9
小寒
友引乙未8.3
上弦
17日旧12/10
小寒
先負丙申9.3
土用入り
小川にかかる橋の絵
18月旧12/11
小寒・土用
仏滅丁酉10.3
キング牧師の日
19火旧12/12
小寒・土用
大安戊戌11.3
20水旧12/13
大寒・土用
赤口己亥12.3
大寒
款冬華ふきのはなさく
21木旧12/14
大寒・土用
先勝庚子13.3
一粒万倍日不成就日
22金旧12/15
大寒・土用
友引辛丑14.3
満月
月の絵
23土旧12/16
大寒・土用
先負壬寅15.3
間日寅の日
24日旧12/17
大寒・土用
仏滅癸卯16.3
間日一粒万倍日
25月旧12/18
大寒・土用
大安甲辰17.3
水沢腹堅さわみずこおりつめる
26火旧12/19
大寒・土用
赤口乙巳18.3
間日巳の日
27水旧12/20
大寒・土用
先勝丙午19.3
28木旧12/21
大寒・土用
友引丁未20.3
29金旧12/22
大寒・土用
先負戊申21.3
下弦不成就日
30土旧12/23
大寒・土用
仏滅己酉22.3
鶏始乳にわとりはじめてとやにつく
31日旧12/24
大寒・土用
大安庚戌23.3

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「1日 雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:1日 雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)/5日 芹乃栄(せりすなわちさかう)/10日 水泉動(しみずあたたかをふくむ)/15日 雉始雊(きじはじめてなく)/20日 款冬華(ふきのはなさく)/25日 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)/30日 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)区切り=科学A/言葉=伝統D
睦月(むつき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「睦月」は 正月に親類が集まる、睦び(むつび=親しくする)の月 ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:新月 8日・上弦 16日・満月 22日・下弦 29日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 子・卯 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた。一粒万倍日と重なる日もある(21日)旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月には無い※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある