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TANE KOYOMI ── 20275月 皐月さつき

立夏 5月6日 小満 5月21日 | 春の土用 1日〜5日 | 新月 6日・満月 20日

皐月=早月(さつき)とも。早苗(さなえ=稲の苗)を植える月旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

早苗と菖蒲の葉の絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1土旧3/25
穀雨・土用
先負庚辰24.1
不成就日
2日旧3/26
穀雨
仏滅辛巳25.1
八十八夜間日巳の日
3月旧3/27
穀雨・土用
大安壬午26.1
憲法記念日間日
4火旧3/28
穀雨・土用
赤口癸未27.1
みどりの日
5水旧3/29
穀雨
先勝甲申28.1
こどもの日土用明け
変わり目の葉の絵
6木旧4/1
立夏
仏滅乙酉29.1
立夏新月
蛙始鳴かわずはじめてなく
7金旧4/2
立夏
大安丙戌0.7
8土旧4/3
立夏
赤口丁亥1.7
9日旧4/4
立夏
先勝戊子2.7
不成就日
10月旧4/5
立夏
友引己丑3.7
11火旧4/6
立夏
先負庚寅4.7
寅の日
蚯蚓出みみずいづる
12水旧4/7
立夏
仏滅辛卯5.7
一粒万倍日
13木旧4/8
立夏
大安壬辰6.7
上弦一粒万倍日
14金旧4/9
立夏
赤口癸巳7.7
巳の日
15土旧4/10
立夏
先勝甲午8.7
天赦日
16日旧4/11
立夏
友引乙未9.7
竹笋生たけのこしょうず
17月旧4/12
立夏
先負丙申10.7
不成就日
18火旧4/13
立夏
仏滅丁酉11.7
19水旧4/14
立夏
大安戊戌12.7
20木旧4/15
立夏
赤口己亥13.7
満月
月の絵
21金旧4/16
小満
先勝庚子14.7
小満
蚕起食桑かいこおきてくわをはむ
22土旧4/17
小満
友引辛丑15.7
23日旧4/18
小満
先負壬寅16.7
寅の日
24月旧4/19
小満
仏滅癸卯17.7
一粒万倍日
25火旧4/20
小満
大安甲辰18.7
一粒万倍日不成就日
26水旧4/21
小満
赤口乙巳19.7
巳の日
紅花栄べにばなさかう
27木旧4/22
小満
先勝丙午20.7
28金旧4/23
小満
友引丁未21.7
下弦
29土旧4/24
小満
先負戊申22.7
30日旧4/25
小満
仏滅己酉23.7
31月旧4/26
小満
大安庚戌24.7
メモリアルデー

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「6日 蛙始鳴(かわずはじめてなく)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:6日 蛙始鳴(かわずはじめてなく)/11日 蚯蚓出(みみずいづる)/16日 竹笋生(たけのこしょうず)/21日 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)/26日 紅花栄(べにばなさかう)区切り=科学A/言葉=伝統D
皐月(さつき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「皐月」は 早月(さつき)とも。早苗(さなえ=稲の苗)を植える月 ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:新月 6日・上弦 13日・満月 20日・下弦 28日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 卯・辰 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた。一粒万倍日と重なる日もある(25日)旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月:15日※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある