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TANE KOYOMI ── 20279月 長月ながつき

白露 9月8日 秋分 9月23日 | 新月 30日・満月 16日

長月=夜が長くなる月(夜長月 よながづき)旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

すすきと月見団子の絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1水旧8/1
処暑
友引癸未0.4
二百十日新月一粒万倍日
2木旧8/2
処暑
先負甲申1.4
不成就日
3金旧8/3
処暑
仏滅乙酉2.4
禾乃登こくものすなわちみのる
4土旧8/4
処暑
大安丙戌3.4
5日旧8/5
処暑
赤口丁亥4.4
6月旧8/6
処暑
先勝戊子5.4
レイバーデー一粒万倍日
7火旧8/7
処暑
友引己丑6.4
8水旧8/8
白露
先負庚寅7.4
白露上弦寅の日
草露白くさのつゆしろし
9木旧8/9
白露
仏滅辛卯8.4
一粒万倍日
10金旧8/10
白露
大安壬辰9.4
不成就日
11土旧8/11
白露
赤口癸巳10.4
巳の日
12日旧8/12
白露
先勝甲午11.4
13月旧8/13
白露
友引乙未12.4
鶺鴒鳴せきれいなく
14火旧8/14
白露
先負丙申13.4
一粒万倍日
15水旧8/15
白露
仏滅丁酉14.4
16木旧8/16
白露
大安戊戌15.4
満月
月の絵
17金旧8/17
白露
赤口己亥16.4
18土旧8/18
白露
先勝庚子17.4
不成就日
玄鳥去つばめさる
19日旧8/19
白露
友引辛丑18.4
20月旧8/20
白露
先負壬寅19.4
敬老の日彼岸(秋)寅の日
21火旧8/21
白露
仏滅癸卯20.4
一粒万倍日
22水旧8/22
白露
大安甲辰21.4
23木旧8/23
秋分
赤口乙巳22.4
秋分の日秋分下弦巳の日
雷乃収声かみなりすなわちこえをおさむ
夕日の絵
24金旧8/24
秋分
先勝丙午23.4
25土旧8/25
秋分
友引丁未24.4
26日旧8/26
秋分
先負戊申25.4
一粒万倍日不成就日天赦日
27月旧8/27
秋分
仏滅己酉26.4
28火旧8/28
秋分
大安庚戌27.4
蟄虫坏戸むしかくれてとをふさぐ
29水旧8/29
秋分
赤口辛亥28.4
30木旧9/1
秋分
先負壬子0.0
新月不成就日

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「3日 禾乃登(こくものすなわちみのる)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:3日 禾乃登(こくものすなわちみのる)/8日 草露白(くさのつゆしろし)/13日 鶺鴒鳴(せきれいなく)/18日 玄鳥去(つばめさる)/23日 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)/28日 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)区切り=科学A/言葉=伝統D
長月(ながつき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「長月」は 夜が長くなる月(夜長月 よながづき) ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:新月 1日・上弦 8日・満月 16日・下弦 23日・新月 30日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 子・卯・未・申 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた。一粒万倍日と重なる日もある(26日)旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月:26日※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある