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TANE KOYOMI ── 20274月 卯月うづき

清明 4月5日 穀雨 4月20日 | 春の土用 17日〜30日 | 新月 7日・満月 21日

卯月=卯の花(うつぎ)の咲く月旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

卯の花と筍の絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1木旧2/25
春分
友引庚戌23.7
2金旧2/26
春分
先負辛亥24.7
不成就日
3土旧2/27
春分
仏滅壬子25.7
4日旧2/28
春分
大安癸丑26.7
5月旧2/29
清明
赤口甲寅27.7
清明寅の日
玄鳥至つばめきたる
6火旧2/30
清明
先勝乙卯28.7
一粒万倍日
7水旧3/1
清明
先負丙辰0.1
新月不成就日
8木旧3/2
清明
仏滅丁巳1.1
巳の日
9金旧3/3
清明
大安戊午2.1
10土旧3/4
清明
赤口己未3.1
鴻雁北こうがんきたへかえる
11日旧3/5
清明
先勝庚申4.1
12月旧3/6
清明
友引辛酉5.1
13火旧3/7
清明
先負壬戌6.1
14水旧3/8
清明
仏滅癸亥7.1
上弦
15木旧3/9
清明
大安甲子8.1
一粒万倍日不成就日
虹始見にじはじめてあらわる
16金旧3/10
清明
赤口乙丑9.1
17土旧3/11
清明
先勝丙寅10.1
土用入り寅の日
小川にかかる橋の絵
18日旧3/12
清明・土用
友引丁卯11.1
一粒万倍日
19月旧3/13
清明・土用
先負戊辰12.1
20火旧3/14
穀雨・土用
仏滅己巳13.1
穀雨間日巳の日
葭始生あしはじめてしょうず
21水旧3/15
穀雨・土用
大安庚午14.1
間日満月
月の絵
22木旧3/16
穀雨・土用
赤口辛未15.1
23金旧3/17
穀雨・土用
先勝壬申16.1
不成就日
24土旧3/18
穀雨・土用
友引癸酉17.1
間日
25日旧3/19
穀雨・土用
先負甲戌18.1
霜止出苗しもやんでなえいづる
26月旧3/20
穀雨・土用
仏滅乙亥19.1
27火旧3/21
穀雨・土用
大安丙子20.1
一粒万倍日
28水旧3/22
穀雨・土用
赤口丁丑21.1
29木旧3/23
穀雨・土用
先勝戊寅22.1
昭和の日下弦寅の日天赦日
30金旧3/24
穀雨・土用
友引己卯23.1
一粒万倍日
牡丹華ぼたんはなさく

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「5日 玄鳥至(つばめきたる)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:5日 玄鳥至(つばめきたる)/10日 鴻雁北(こうがんきたへかえる)/15日 虹始見(にじはじめてあらわる)/20日 葭始生(あしはじめてしょうず)/25日 霜止出苗(しもやんでなえいづる)/30日 牡丹華(ぼたんはなさく)区切り=科学A/言葉=伝統D
卯月(うづき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「卯月」は 卯の花(うつぎ)の咲く月 ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:新月 7日・上弦 14日・満月 21日・下弦 29日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 子・卯 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた。一粒万倍日と重なる日もある(15日)旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月:29日※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある