TANE JOURNEY TANE JOURNEY
日本語 EN 한국어

ホーム›TANE暦›月の暦

TANE KOYOMI ── 20277月 文月ふみづき

小暑 7月7日 大暑 7月23日 | 夏の土用 20日〜31日 | 新月 4日・満月 19日

文月=稲の穂が実る月(穂含月 ほふみづき)旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

笹と短冊の絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1木旧5/27
夏至
先勝辛巳26.3
一粒万倍日巳の日
2金旧5/28
夏至
友引壬午27.3
半夏生一粒万倍日
半夏生はんげしょうず
3土旧5/29
夏至
先負癸未28.3
不成就日
4日旧6/1
夏至
赤口甲申29.3
独立記念日新月
5月旧6/2
夏至
先勝乙酉1.0
6火旧6/3
夏至
友引丙戌2.0
7水旧6/4
小暑
先負丁亥3.0
七夕小暑
温風至あつかぜいたる
8木旧6/5
小暑
仏滅戊子4.0
9金旧6/6
小暑
大安己丑5.0
不成就日
10土旧6/7
小暑
赤口庚寅6.0
寅の日
11日旧6/8
小暑
先勝辛卯7.0
上弦
12月旧6/9
小暑
友引壬辰8.0
蓮始開はすはじめてひらく
13火旧6/10
小暑
先負癸巳9.0
巳の日
14水旧6/11
小暑
仏滅甲午10.0
一粒万倍日天赦日
15木旧6/12
小暑
大安乙未11.0
16金旧6/13
小暑
赤口丙申12.0
17土旧6/14
小暑
先勝丁酉13.0
一粒万倍日不成就日
18日旧6/15
小暑
友引戊戌14.0
鷹乃学習たかすなわちわざをなす
19月旧6/16
小暑
先負己亥15.0
海の日満月
月の絵
20火旧6/17
小暑
仏滅庚子16.0
土用入り
小川にかかる橋の絵
21水旧6/18
小暑・土用
大安辛丑17.0
22木旧6/19
小暑・土用
赤口壬寅18.0
寅の日
23金旧6/20
大暑・土用
先勝癸卯19.0
大暑間日
桐始結花きりはじめてはなをむすぶ
24土旧6/21
大暑・土用
友引甲辰20.0
間日
25日旧6/22
大暑・土用
先負乙巳21.0
不成就日巳の日
26月旧6/23
大暑・土用
仏滅丙午22.0
一粒万倍日
27火旧6/24
大暑・土用
大安丁未23.0
下弦
28水旧6/25
大暑・土用
赤口戊申24.0
間日
土潤溽暑つちうるおうてむしあつし
29木旧6/26
大暑・土用
先勝己酉25.0
一粒万倍日
30金旧6/27
大暑・土用
友引庚戌26.0
31土旧6/28
大暑・土用
先負辛亥27.0

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「2日 半夏生(はんげしょうず)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:2日 半夏生(はんげしょうず)/7日 温風至(あつかぜいたる)/12日 蓮始開(はすはじめてひらく)/18日 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)/23日 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)/28日 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)区切り=科学A/言葉=伝統D
文月(ふみづき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「文月」は 稲の穂が実る月(穂含月 ほふみづき) ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:新月 4日・上弦 11日・満月 19日・下弦 27日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 巳・午・酉 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた。一粒万倍日と重なる日もある(17日)旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月:14日※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある