TANE JOURNEY TANE JOURNEY
日本語 EN 한국어

ホーム›TANE暦›月の暦

TANE KOYOMI ── 20276月 水無月みなづき

芒種 6月6日 夏至 6月21日 | 新月 5日・満月 19日

水無月=水の月(「無」は「の」の意味)。田に水を引く月旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる

ざるの青梅と紫陽花の絵

暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。

升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。

日
月
火
水
木
金
土
1火旧4/27
小満
赤口辛亥25.7
麦秋至むぎのときいたる
2水旧4/28
小満
先勝壬子26.7
不成就日
3木旧4/29
小満
友引癸丑27.7
4金旧4/30
小満
先負甲寅28.7
寅の日
5土旧5/1
小満
大安乙卯0.3
新月一粒万倍日
6日旧5/2
芒種
赤口丙辰1.3
芒種
螳螂生かまきりしょうず
7月旧5/3
芒種
先勝丁巳2.3
一粒万倍日巳の日
8火旧5/4
芒種
友引戊午3.3
一粒万倍日
9水旧5/5
芒種
先負己未4.3
不成就日
10木旧5/6
芒種
仏滅庚申5.3
11金旧5/7
芒種
大安辛酉6.3
入梅上弦
腐草為蛍くされたるくさほたるとなる
12土旧5/8
芒種
赤口壬戌7.3
13日旧5/9
芒種
先勝癸亥8.3
14月旧5/10
芒種
友引甲子9.3
15火旧5/11
芒種
先負乙丑10.3
16水旧5/12
芒種
仏滅丙寅11.3
寅の日
梅子黄うめのみきばむ
17木旧5/13
芒種
大安丁卯12.3
不成就日
18金旧5/14
芒種
赤口戊辰13.3
19土旧5/15
芒種
先勝己巳14.3
ジューンティーンス満月一粒万倍日巳の日
月の絵
20日旧5/16
芒種
友引庚午15.3
一粒万倍日
21月旧5/17
夏至
先負辛未16.3
夏至
乃東枯なつかれくさかるる
22火旧5/18
夏至
仏滅壬申17.3
23水旧5/19
夏至
大安癸酉18.3
24木旧5/20
夏至
赤口甲戌19.3
25金旧5/21
夏至
先勝乙亥20.3
不成就日
26土旧5/22
夏至
友引丙子21.3
27日旧5/23
夏至
先負丁丑22.3
下弦
菖蒲華あやめはなさく
28月旧5/24
夏至
仏滅戊寅23.3
寅の日
29火旧5/25
夏至
大安己卯24.3
30水旧5/26
夏至
赤口庚辰25.3

この月の印 ── どう読まれてきたか

印昔からの読み方決め方・由来種類/確かさ
節気二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1科学A
七十二候節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「1日 麦秋至(むぎのときいたる)」のように、自然に起きることの名前黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:1日 麦秋至(むぎのときいたる)/6日 螳螂生(かまきりしょうず)/11日 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)/16日 梅子黄(うめのみきばむ)/21日 乃東枯(なつかれくさかるる)/27日 菖蒲華(あやめはなさく)区切り=科学A/言葉=伝統D
水無月(みなづき)和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「水無月」は 水の月(「無」は「の」の意味)。田に水を引く月 ── と読まれてきた由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ)伝統D
土用・間日土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと暦=科学A/神様の話=伝統D
新月 満月月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月国立天文台の朔弦望※2。この月:新月 5日・上弦 11日・満月 19日・下弦 27日科学A
大安・赤口・先勝
友引・先負・仏滅
六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3解釈E
一粒万倍日「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 卯・巳・午 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4解釈E
寅の日 巳の日日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6解釈E
不成就日「何事も成就しない日」と読まれてきた旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5解釈E
祝日 米の祝日赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算決まりA
天赦日「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月には無い※5解釈E

印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。

出どころ(8)
  1. ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
  2. ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
  3. ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
  4. ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
  5. ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
  6. ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
  7. ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
  8. ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある