TANE KOYOMI ── 202711月 霜月しもつき
立冬 11月8日 小雪 11月22日 | 秋の土用 1日〜7日 | 満月 14日・新月 28日
霜月=霜の降る月旧暦の月の呼び名。由来は諸説あるうちの代表的なもの※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる
暦の印は、昔の人が日に付けた「目印」。
どう読まれてきたかを並べてある。その日に何をするかは、自分で決める。
升目の薄い字は「いまどの節気か」。ベージュの日は土用。右の小さな月は、その日の月の形と月齢(新月から何日目か)。点線の下は七十二候(節気を5日ずつ3つに分けた季節の言葉。その候のはじめの日に出る)。時刻は日本時間なので、カリフォルニアでは新月・満月が前の日の夜になることがある。
日
月
火
水
木
金
土
1月旧10/4
霜降・土用
先勝甲申2.6
2火旧10/5
霜降・土用
友引乙酉3.6
3水旧10/6
霜降・土用
先負丙戌4.6
楓蔦黄もみじつたきばむ
4木旧10/7
霜降・土用
仏滅丁亥5.6
5金旧10/8
霜降・土用
大安戊子6.6
6土旧10/9
霜降・土用
赤口己丑7.6
7日旧10/10
霜降
先勝庚寅8.6

8月旧10/11
立冬
友引辛卯9.6
山茶始開つばきはじめてひらく

9火旧10/12
立冬
先負壬辰10.6
10水旧10/13
立冬
仏滅癸巳11.6
11木旧10/14
立冬
大安甲午12.6
12金旧10/15
立冬
赤口乙未13.6
13土旧10/16
立冬
先勝丙申14.6
地始凍ちはじめてこおる
14日旧10/17
立冬
友引丁酉15.6

15月旧10/18
立冬
先負戊戌16.6
16火旧10/19
立冬
仏滅己亥17.6
17水旧10/20
立冬
大安庚子18.6
金盞香きんせんかさく
18木旧10/21
立冬
赤口辛丑19.6
19金旧10/22
立冬
先勝壬寅20.6
20土旧10/23
立冬
友引癸卯21.6
21日旧10/24
立冬
先負甲辰22.6
22月旧10/25
小雪
仏滅乙巳23.6
虹蔵不見にじかくれてみえず

23火旧10/26
小雪
大安丙午24.6
24水旧10/27
小雪
赤口丁未25.6
25木旧10/28
小雪
先勝戊申26.6
26金旧10/29
小雪
友引己酉27.6
27土旧10/30
小雪
先負庚戌28.6
朔風払葉きたかぜこのはをはらう
28日旧11/1
小雪
大安辛亥29.6
29月旧11/2
小雪
赤口壬子1.0
30火旧11/3
小雪
先勝癸丑2.0
この月の印 ── どう読まれてきたか
| 印 | 昔からの読み方 | 決め方・由来 | 種類/確かさ |
|---|---|---|---|
| 節気 | 二十四節気。太陽の位置で1年を24に分けた目盛り。升目の薄い字は、その日がどの節気の中かを示す | 太陽の黄経が15°ごとになる日。国立天文台が毎年計算して発表する※1 | 科学A |
| 七十二候 | 節気を3つに分けた5日ほどの季節の言葉。「3日 楓蔦黄(もみじつたきばむ)」のように、自然に起きることの名前 | 黄経5°ごと。言葉は明治7年の略本暦のもの※7。この月:3日 楓蔦黄(もみじつたきばむ)/8日 山茶始開(つばきはじめてひらく)/13日 地始凍(ちはじめてこおる)/17日 金盞香(きんせんかさく)/22日 虹蔵不見(にじかくれてみえず)/27日 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう) | 区切り=科学A/言葉=伝統D |
| 霜月(しもつき) | 和風月名(わふうげつめい)。旧暦の月の呼び名。「霜月」は 霜の降る月 ── と読まれてきた | 由来は諸説あり、ここは国立国会図書館の挙げる代表的な説※8。旧暦の名なので、いまの季節とは1〜2か月ずれる(霜月の霜は、いまの12月ごろ) | 伝統D |
| 土用・間日 | 土用は季節の前の18日ほど(ベージュの日)。土の神様がいるとして土を動かさず、間日(まび)だけは触ってよい、と言われてきた | 土用の入りは黄経 27°・117°・207°・297°※1。間日は土用の中の決まった十二支の日(春 巳午酉・夏 卯辰申・秋 未酉亥・冬 寅卯巳)。くわしくは土用のこと | 暦=科学A/神様の話=伝統D |
| 新月 満月 | 月の満ち欠け。旧暦の1日は新月、15日ごろが満月 | 国立天文台の朔弦望※2。この月:上弦 6日・満月 14日・下弦 21日・新月 28日 | 科学A |
| 大安・赤口・先勝 友引・先負・仏滅 | 六曜(ろくよう)。大安は「一日よし」、仏滅は「何事も凶」、先勝は「午前よし」、友引は「友を引く」── と読まれてきた | 旧暦の月と日の数を足して6で割った余りで決まる(1月1日は必ず先勝)。中国の「小六壬」が元とされ、日本では江戸の暦本(1747年ごろ)に今の形。明治の改暦で公の暦からは外されたが、民間の暦に残った※3 | 解釈E |
一粒万倍日 | 「一粒の籾が万倍の稲穂になる」。始めごとによい、と読まれてきた | 節気で区切った月(節月)と、日の十二支で決まる(この月は 酉・戌 の日)。中国の暦には無く、日本の暦注の中でも出どころがはっきりしない印※4 | 解釈E |
| 寅の日 巳の日 | 日の十二支。寅は「千里を行って千里を帰る」、巳は弁財天の使い ── と結びつけて読まれてきた | 日に順に振られた十二支(12日でひとまわり)。読み方は民間の暦の言い伝え※6 | 解釈E |
| 不成就日 | 「何事も成就しない日」と読まれてきた | 旧暦の月と日で決まる。江戸の民間の暦に載り、幕府の暦には無かった※5 | 解釈E |
| 祝日 米の祝日 | 赤は日本の国民の祝日(日の丸の赤)。青はアメリカの連邦の祝日(星条旗の青)。カリフォルニアで暮らす人のために両方 | 日本は内閣府の発表※7。アメリカは連邦の祝日の決まり(月の第何月曜など)から計算 | 決まりA |
| 天赦日 | 「天がすべてを赦す日」。暦では「万よし」と書かれた | 季節と日の干支で決まり、年に5〜6回。この月には無い※5 | 解釈E |
印は「よい日」「悪い日」の答えではない。昔の人が、暮らしの区切りをどう付けてきたかの記録。読んだあと、どの印を自分の暦に残すかは、人それぞれでいい。
出どころ(8)
- ※1国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 二十四節気および雑節。節気・雑節の日時はこの式で計算し、暦要項と照らしている(日本時間)
- ※2国立天文台 暦計算室 暦要項 2027年 朔弦望。旧暦の月の頭はこの朔から数えた
- ※3Wikipedia 六曜(佐藤幸治『文化としての暦』1999、明治5年太政官布告第337号 ほか)
- ※4Wikipedia 一粒万倍日(岡田芳朗・阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』1993)。節月ごとの十二支の表はここから。「中国の萬年暦・通書には無い」「出どころの確かでない選日」ともある
- ※5Wikipedia 天赦日・不成就日(同『現代こよみ読み解き事典』)
- ※6国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 暦の中のことば。寅の日・巳の日の読み方は民間の暦の言い伝えで、学術の出どころは見つからなかった
- ※7Wikipedia 七十二候の略本暦(日本)の欄(西角井正慶編『年中行事事典』東京堂出版 1958)。祝日は内閣府「国民の祝日について」
- ※8国立国会図書館 電子展示「日本の暦」第三章 和風月名。月の名の意味はここから。「由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します」「現在の季節感とは1〜2ヶ月ほどのずれがあります」とある
一粒万倍日